歯周病

歯周病予防のコツについて教えて

歯周病予防のコツについて教えて

歯周病の原因は歯についた歯垢で、歯垢は細菌の塊です。歯周病の治療・予防のためには、歯垢を効率よく除去しなければなりません。そのための歯磨きのコツなどについてご説明します。

歯周病予防の基本

歯周病は全身の健康にも影響を及ぼす厄介な病気です。歯周病を予防するには、どうしたらよいでしょうか?

歯周病の予防と治療において最も重要なのは、「原因である細菌が潜む歯垢(プラーク)を徹底的に取り除く」ことです。

そのためには、毎日のセルフケアで歯ブラシやデンタルフロスを使って歯垢を出来るだけ取り除くこと、そして定期的に歯科医院でクリーニングを受けて、セルフケアで落とせなかった歯垢や歯石を専用の器械を使って除去することが重要です。

歯周病の原因となる細菌を殺菌するためのうがい薬や機能水も販売されています。歯周病の病状によっては、局所や全身に抗菌薬を併用することもありますが、基本はバイオフィルムを除去することです。

バイオフィルムとは?

バイオフィルムは、細菌と細菌が産生するネバネバした外粘性多糖体(グリコカリックス)と呼ばれる物質のことをいいます。流しや風呂場にみられるネバネバした汚れは、細菌が形成するバイオフィルムです。

バイオフィルムとなって固まった細菌は、膜を作ってうがい薬や抗菌薬に対する抵抗性を持ち、簡単に除去することが出来ません。そのため、歯科医院でのクリーニングは、バイオフィルムを機械的にこそげ落としてクリーニングします。

バイオフィルムになってしまってからでは、歯ブラシでは落としにくいですが、その前段階であれば、歯磨きで十分に清掃出来ます。そのため歯周病の予防には、毎日のていねいな歯みがきが大変重要になります。

歯磨きのコツを教えて

プラークを落とすコツは、ブラシの毛を歯の全ての面と、歯と歯肉の境目に当てることです。ただし、力を入れてゴシゴシ磨いてはいけません。ゴシゴシ磨きは単に歯に傷をつけるだけで、歯垢は思ったほど落ちていません。

歯垢を効率よく落とすコツは、適度な力で歯ブラシを小刻みに動かすことです。適切な圧は、通常の歯ブラシでは200gほどといわれています。

200gの圧を確認するためにはどうすれば良いのでしょうか?歯ブラシをもってキッチンの軽量はかりに毛先を押し当てて、200gの圧を確かめるのも一つの方法です。

はかりを使わない方法としては、ブラシの毛先を指の爪に押し当てて、わずかに白くなる程度が目安です。

歯ブラシのサイズや種類について

歯ブラシの形や大きさや毛の硬さは、様々な商品が販売されています。歯並び、歯肉の状態、ブラシをあてる圧の強さなど、歯ブラシを選ぶ条件は一人ひとり違っているため、定期健診のときに歯科衛生士にアドバイスしてもらいましょう。

硬い毛は歯肉を傷つけることがあるため、普通か柔らかめの歯ブラシを選びましょう。ブラシのヘッドが大きいものは、毛先が当たらない部分が出来やすいので、ヘッドがやや小さめのブラシの方が隅々まで磨けます。

電動歯ブラシを使っている方は、あてる角度と力加減がうまく出来れば効率よく歯垢の除去が出来ます。歯ブラシと同じく、強く当てすぎないように注意しましょう。

歯と歯の隙間や歯と歯茎の間は歯ブラシの毛先が届きにくい場所です。歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると、効率良く歯垢を落とすことが出来ます。これらも強くあてすぎると歯肉を傷つけますので、力加減は重要です。

食べカスの掃除ではなく歯垢を落とす

食べカスが歯に挟まりやすい方は、食べカスを取り除くことに集中しがちかもしれませんが、歯周病予防のためには歯垢を落とすことを目的に歯磨きを行います。

昼間に外出先や職場で歯磨きが出来ない場合は、寝る前と起きた時に歯磨きをするよう習慣づけましょう。特に就寝中は唾液の分泌が抑制され、お口の中の細菌が増えやすい時間帯です。寝る前にていねいに歯を磨いて出来るだけ細菌を減らしておくことが大切です。
歯科の定期健診でクリーニングを受けて歯垢や歯石を取ってもらっても、セルフケアが充分に出来ていない場合は、4週間位でお口の中の細菌は元通りになってしまいます。

毎日行うセルフケアこそ、歯周病菌を増やさないために、歯周病の治療や予防のために重要な役目があります。

まとめ

歯周病

歯磨きには一人ひとりの磨き癖というものがあります。ブラッシングの圧力が強い場合は簡単に治らないかもしれませんが、出来るだけブラシを軽くあてて小さく動かすように心がけましょう。

虫歯予防、歯周病予防、インプラントのメンテナンス用など、様々な歯ブラシがありますので、歯科衛生士にお気軽にご相談ください。

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