予防歯科

歯石取りがチクチク痛くて出血するのはどうして?

歯石取りがチクチク痛くて出血するのはどうして?

歯石取りの時にチクチク痛みが出て出血もするという方は、定期健診が嫌いになってしまうかもしれませんね。しかし、チクチクも出血も、実は歯茎の炎症に関係しています。歯周病にならないための早期治療についてもご説明します。

歯石とは?取らないとダメなもの?

歯石は歯の表面に歯垢(プラーク)が付着して時間がたち、石のようにカチカチになった状態のものをいいます。歯石が出来やすいのは歯と歯茎の境目の部分で、歯の表面に白くてかたいものが付いているのがご自分で見てもわかる場合があります。

歯垢はもともとは歯磨きで落としきれなかった食べかすが蓄積したもので、時間の経過とともにその中に細菌が繁殖し、食べかすが白くネバネバした歯垢になったころには、その中に虫歯菌や歯周病菌などが増えて、1gの歯垢の中には約1000億個以上もの菌がいるといわれています。
歯垢の約75%が細菌で、約20%は細菌が作り出したネバネバしたグルカンなどの多糖類です。このネバネバが菌を歯磨きで落としにくくしていおり、その結果時間が経って歯石になってしまいます。

カチコチの歯石になると、そのデコボコした表面に更に歯垢がつきやすくなり、歯ブラシで落としにくいために、歯石にくっついた歯垢によって更に歯石が大きくなっていきます。

そうなると、もうセルフケアでは取り除けなくなってしまいますので、歯科医院で専門の機具を使って歯石取りが必要になります。

歯石取りで痛みや出血はどうして起こるの?

歯石取りの時にチクチクした痛みを感じたり、歯石取りの後でうがいをしたら血がたくさん混じっていたりすることがあります。これは、歯科衛生士が誤って歯茎を傷つけてしまうせいではなく、歯茎に炎症が起こっているせいです。

歯茎に炎症があると、歯のクリーニングや歯石取りの刺激で、歯茎がチクチク痛んだり、出血したりするのです。

歯科衛生士からのアドバイス通りに毎日の歯磨きを行い、歯のクリーニングを定期的に受け続けているうちに、歯茎の炎症は改善していきます。そうすると、クリーニングの時の痛みや刺激は感じなくなっていき、出血もおさまってきます。

3ヶ月毎のタイミングで歯のクリーニングを受けていただくと、歯に歯石がつく前の状態で除去出来ますので、歯石がたまることがなくなってきます。

歯石の中でも除去しやすいものと除去しにくいものがある

除去しやすい歯石とは?

除去しやすいのは、歯茎よりも上に出来た歯石です。歯茎よりも上に作られた歯石は、磨き残しや食べかすなどの汚れと唾液によって作られたもので、白や黄色っぽい色をしています。歯ブラシでは落とせませんが歯科医院でクリーニングを受けていただくと簡単にとることができます。

除去しにくい歯石とは?

歯茎よりも下にも歯石はつきます。この部分は歯周ポケットと呼ばれ、歯と歯茎の間の溝が細菌によって深くなっていったものです。歯周ポケット内の歯石は、食べかすなどの汚れと唾液と血液によって作られるため、歯茎の上の歯石とは違って赤黒い色をしています。

歯周ポケット内の歯石は除去するのに時間がかかり、歯石を除去するのに時間がかかります。また、歯石に棲みついている細菌によって歯肉が炎症を起こしていますので、歯石を取る時の刺激でチクチク痛んだり出血したりします。

歯石を除去するとその部分の細菌が減りますので、炎症が少しずつ改善します。炎症がとれると、歯石取りの時の痛みや出血が減ってきます。

歯茎の炎症以外でクリーニング時に痛みが起こるのは知覚過敏

既に知覚過敏にお悩みの方は、歯のクリーニングの時に神経がズキンと痛むことがあります。

知覚過敏の原因が食いしばりや噛みしめによるものである場合は、歯の特定の部分の咬合面のエナメル質がすり減っており、その部分が刺激されると痛みが生じることがあります。

歯周病や加齢が原因で歯茎が下がり、本来は歯茎の中に埋まっていた象牙質がむき出しになったことで起こる知覚過敏の場合も、クリーニングの刺激で痛むことがあります。

痛みがひどい時は歯のクリーニングの前に麻酔をすることも可能です。痛みが辛い方は、事前にお申し出ください。

まとめ

メンテナンス

歯石を除去し、歯茎の炎症が改善していくと、歯のクリーニングの時の痛みや出血はほぼなくなります。セルフケアを丁寧に行い、定期的にクリーニングを受けていただくことで、歯肉炎は改善し、それが歯周病の治療や予防に繋がります。クリーニングで痛いから、血が出るから、と最初は気が進まないかもしれませんが、痛みや出血は改善していきますので、ご安心ください。

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