インビザラインは、透明なマウスピース型装置(アライナー)を段階的に交換しながら歯を少しずつ理想の位置へと動かしていく矯正方法です。
従来のワイヤー矯正のように金属の装置を歯に固定する必要がなく、装着中もほとんど目立ちません。
取り外しが可能なため、普段通りの食事や歯みがきができ、衛生的に保ちやすいのも大きな特徴です。
また、マウスピースは薄くて滑らかな素材で作られているため、口内の違和感や痛みが少ない傾向にあります。
「矯正治療をしたいけれど見た目が気になる」「仕事や学校で目立つ装置は避けたい」という方にとって、インビザラインは負担を軽減しながら治療を進められる選択肢です。
当院はインビザライン治療についてグループ全体で豊富な経験を有し、各院で知見を共有しています。
特に年間症例数に基づいて評価されるプロバイダー制度では、数少ない最高位「レッドダイヤモンドプロバイダー」に認定されています。
この実績をもとに、安心して受けられる診断・治療計画をご提供します。
※認定はグループ全体の実績です。
口腔内スキャナー「iTero エレメント 5D プラス」を導入。
従来のシリコンでの型取りに比べて不快感が少なく、短時間で精密にお口をデータ化できます。
さらに治療後の歯並びをシミュレーションできるので、安心して治療を始められます。
インビザラインは1999年に米国アライン・テクノロジー社によって開発された、世界で最も実績のあるマウスピース型矯正装置です。
現在では100か国以上で導入され、これまでに1,300万人以上が治療を受けています。
世界中の歯科医師に採用されている信頼性の高い矯正システムです。
インビザラインはその「透明で目立ちにくい」特性や「取り外し可能」という利便性から、治療中の生活の質を大きく損なわない点が評価され、2022年には歯科矯正装置として初めてグッドデザイン賞を受賞しました。
見た目・快適性・機能性を兼ね備えた次世代の矯正方法です。
インビザラインは、1日20時間以上(できれば22時間)の装着が理想です。
食事や歯みがきのときは外せるので普段の生活に支障はありませんが、再装着を忘れてしまうと治療が予定通りに進まないことがあります。
スマホアプリなどを活用して、無理なく続けられるように工夫していただくのがおすすめです。
アライナーは1〜2週間に1回のペースで新しいものに交換します。
1枚で動く距離はおよそ0.25mmとごくわずかですが、その積み重ねで少しずつ理想の歯並びに近づいていきます。
段階的に進むため、痛みや違和感も比較的少ないのが特徴です。
また、アライナーは取り外して洗えるので清潔に保ちやすく、衛生的に矯正を続けられるというメリットもあります。
インビザライン治療中の通院は、おおよそ4〜8週間に1回が目安です。
その間はご自宅でアライナーを交換しながら進めていただきますので、忙しい方や遠方から通われる方にも続けやすい治療です。
症例によっては多少前後する場合もありますが、無理のないペースでご案内いたします。
歯並びの状態や骨格、アライナーの装着時間などによって異なりますが、
およそ6〜24か月程度が目安です。
短期間で完了するケースもあれば、じっくり時間をかけて整えるケースもあります。
カウンセリング時にシミュレーションをご覧いただけますので、治療後のイメージを持ちながら安心して進めていただけます。
透明なマウスピース型装置のため、装着していてもほとんど気づかれません。 人前に出る機会が多い方や接客業・営業職の方からも高く支持されています。
食事のときは外せるので、ワイヤー矯正のような食事制限がありません。 また歯磨きやフロスも普段通り行えるため、口腔内を清潔に保ちやすく、 虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
アライナー1枚で動かす距離は約0.25mmとごくわずか。 少しずつ段階的に歯を動かすため、ワイヤー矯正に比べて痛みや口内炎のリスクが軽減されます。 「矯正は痛そうで不安」という方にも取り組みやすい方法です。
ご自宅でアライナーを交換できるため、通院は1〜2か月に1回程度で済みます。 学校やお仕事で忙しい方、遠方から通院される方にも安心です。
専用システム「クリンチェック」により、治療開始前に3Dシミュレーションを確認可能。 歯の動きや治療後の歯並びを事前にイメージできるので、モチベーションを維持しやすいのも魅力です。
透明なマウスピースは近くで見てもほとんど気づかれません。 接客業・営業職・ブライダルを控えた方など、見た目を重視する方に選ばれています。
取り外し可能なので、矯正中でも好きな食べ物を楽しめます。 しゃべりづらさも少なく、人との会話や発音に支障が出にくいのもメリットです。
ワイヤー矯正のように装置の隙間に食べ物が詰まることが少なく、歯磨きも普段通りにできます。 結果として、矯正中の虫歯や歯周病のリスクを大幅に下げられます。
金属を使わない特殊素材「SmartTrack」を採用。 金属アレルギーがある方や金属の見た目に抵抗がある方でも快適に治療が行えます。
少しずつ歯を動かす設計なので、ワイヤー矯正に比べて痛みや口内炎が起こりにくいとされています。 初めて矯正にチャレンジする方でも取り組みやすい方法です。
インビザラインは「外せる」ことが大きなメリットですが、その分1日20時間以上(推奨22時間)装着を守る自己管理が欠かせません。 つけ忘れが続くと予定通り歯が動かず、治療期間が延びてしまうことがあります。
骨格的な問題や噛み合わせの状態によっては、ワイヤー矯正や外科的な矯正の方が適している場合もあります。 当院では精密検査とシミュレーションを行い、最適な方法をご提案しますのでご安心ください。
歯の表面に小さな突起(アタッチメント)を付けたり、歯と歯の間をわずかに削る(IPR)などの追加処置を行うことがあります。 これらは歯を計画通りに動かすための大切なサポートです。
薄く透明な素材なので、うっかりティッシュに包んで捨ててしまった…というケースも。 紛失や破損の際には再作製が必要になる場合がありますので、外したら必ずケースに入れて保管しましょう。
水以外の飲み物や着色飲料を入れたまま装着すると、装置の変色や虫歯リスクの原因になります。 コーヒー・紅茶・ワインなどがお好きな方は、飲む前に外す習慣をつけることが大切です。
※注意点はありますが、日常生活で少し意識していただくだけで多くは解決できる内容です。
カウンセリング時に生活習慣に合わせたアドバイスも行っていますので、ご安心ください。
インビザライン専用のマウスピースを「アライナー」と呼びます。
患者様ごとにオーダーメイドで設計され、1〜2週間ごとに新しいアライナーに交換しながら治療を進めます。
1枚あたり約0.25mmずつ歯を移動させ、段階的に歯並びを整える仕組みです。
薄く滑らかな素材のため装着時の違和感が少なく、日常生活にもなじみやすいのが特徴です。
インビザライン治療では必要に応じて、歯の表面に小さな突起「アタッチメント」を装着します。
歯科用プラスチック(コンポジットレジン)でできており、歯と同じ色なので目立ちません。
アタッチメントがアライナーの力を的確に伝えることで、歯を精密にコントロールし、難しい歯の回転や移動も可能になります。
アライナーをしっかり歯にフィットさせるための補助グッズです。
小さなゴム製の棒を噛むことで、アライナーと歯の間の隙間をなくし、計画通りに歯が動くようサポートします。
毎日数分間の使用を習慣づけることで、治療効果がより安定します。
アライナーが外しにくいときに便利な専用ツールです。
爪を使わずに安全に着脱できるため、アライナーの破損や歯ぐきへの負担を防ぎます。
コンパクトでアライナーケースに収納できるので、外出先でも安心してご使用いただけます。
すべての歯並びに適応できるわけではありませんが、インビザラインは幅広い症例に対応しています。
特に次のようなお悩みでご相談いただくことが多いです。
叢生(デコボコ):歯が重なり合って並び、見た目や清掃性に影響している状態
空隙歯列(すきっ歯):前歯の隙間が気になる・発音がしにくいなどのお悩み
上顎前突(出っ歯):軽度〜中等度で、横顔や口元の印象が気になるケース
過蓋咬合:前歯が深く噛み合い、下の歯が隠れてしまう状態
開咬:奥歯は噛んでいるのに前歯が開いてしまう状態(軽度〜中等度)
反対咬合(受け口):軽度のケースや部分的なかみ合わせのズレ
前歯だけの部分矯正:すきっ歯や軽度の乱れを整えたい方
再矯正(後戻り):過去の矯正治療後に歯並びが戻ってしまったケース
※精密検査・シミュレーションを行った上で、適応の可否を判断します。
当院では必要に応じてワイヤー矯正や併用治療もご提案できます。
まずは無料の初診相談からスタートします。
現在の歯並びや気になること、治療に対する不安などをじっくりお伺いします。
治療の流れやインビザラインの特徴についても丁寧にご説明し、十分にご理解・ご納得いただいた上で次のステップへ進みます。
無理に治療をおすすめすることはありませんので、安心してご相談ください。
治療を正確に行うために、お口の詳しい検査を行います。
口腔内写真やX線撮影に加え、最新の口腔内スキャナーiTero(アイテロ)でお口の中をスキャン。
シリコンによる型取りのような不快感がなく、短時間で精密なデータを取得できます。
その場で治療後の歯並びをシミュレーションしてご覧いただけるのも大きな特徴です。
検査データをもとに、矯正専門医が治療計画を作成します。
「どのくらいの期間でどんな仕上がりになるのか」「費用の目安」などをわかりやすくご説明。
3Dシミュレーションを一緒に確認しながら、治療のゴールをイメージしていただけます。
治療開始前に、必要に応じて歯に小さな突起(アタッチメント)をつけたり、歯と歯の間を少し削る処置(IPR)を行います。
これによりアライナーの力をしっかりと歯に伝えられるようになり、計画通りに歯を動かす準備が整います。
いよいよインビザライン治療のスタートです。
最初のアライナーをお渡しし、装着方法やお手入れの仕方、1日の装着時間の目安などをご説明します。
実際に装着練習も行うので、初めての方でも安心です。
治療が始まった後は、1〜2か月に一度の通院で進行状況を確認します。
アライナーのフィット具合や歯の動き方をチェックし、必要に応じて微調整を行います。
次回までに使用するアライナーもまとめてお渡ししますので、来院の手間も少なく済みます。
すべてのアライナーが終了し、歯並びが整ったら治療はゴールです。
ただし、矯正後の歯は後戻りしやすいため、一定期間「リテーナー」という保定装置を装着していただきます。
せっかく整った歯並びを長く維持するために、とても大切な工程です。
A交換直後に締め付け感・違和感を感じることがありますが、多くは数日で落ち着きます(個人差あり)。
基本は外してお食事ください。水以外の飲料は着色・変形の原因になり得ます。
症例により可能です。時期や方法は担当医がご案内します。
永久歯が生えそろった成人の方であれば年齢上限は基本ありません。歯周病がある場合は先に治療が必要です。
症例によってはマウスピースとワイヤーの併用/切替を提案することがあります。最適な方法を都度ご相談ください。